皆さんこんにちは。虎之助です。
将来のセミリタイア生活を支える、米国高配当株を探す方法をご紹介します。
将来の減配リスクを避けるため、配当利率だけでなく、PER、PBR、増配年数、等を手軽に簡単に確認可能です。
以下で虎之助が考える高配当株の定義です。(結構柔軟に動かしてしまいます。。)
①配当利率: 一番気になります。出来たら5%以上欲しい。
②PER: 2019年12月時点で米国株の平均PERは【22.1倍】らしい。 平均以下で買いたいですね。ちなみに日本は【13.1倍】結構買われていますね。
③配当性向率: たこ足配当を避けるため、一応チェックします。70%以下程度は欲しい
④増配年数: 長期的に増配を続けている企業は、配当方針が信頼できそうですよね。 下手に減配などしようものなら、経営者失格の烙印が押されるので、 経営者としてもおいそれと減配出来ないはず。
他に、PBR、企業時価総額、セクター、売上とキャッシュフロー推移など、判断基準はありますが、まずは上記基準でスクリーニングを掛け、気になる銘柄の詳細を確認する方法をとっています。
2.高配当株の見つけ方
結論から言うと、下記ホームページで毎月更新されるリストをダウンロードするだけで、確認可能です。
(手順1)画面のDividend Champions Excel Spreadsheetをクリックの上、エクセルファイルを自分のPCの任意の場所に格納する
(手順2)エクセルにある複数シートがあります。”Champions”を選び、スクリーニングを容易にするため、フィルタを設定してください。ちなみに、以下3つのカテゴリー毎にシートが分かれています。
Dividend Champions: 10年以上増配継続企業(274社)
Dividend Champions: 25年以上増配継続企業(139社)
Dividend Champions: 5~9年間増配継続企業(456社)
(手順3)好みに合わせ、フィルタ選択し、有望な高配当株を見つけてください。知らない銘柄が続々出てきます。
それでは、配当利率(4%)、PER(20倍以下)で一旦スクリーニングします。
※よく使う数値は、配当率(J欄)、増配年数(E欄)、PER(AA欄)、配当性向率(Z欄)
3.結果発表
Company | Ticker | 増配年数 | 配当率% | TTM | 配当性向 | 1/31/20 | Current | Payouts/ | ||
Name | Symbol | Industry | Yrs | Yield | P/E | Payout | Price | Dividend | Year | Annualized |
Universal Corp. | UVV | Tobacco | 48 | 5.72 | 15.01 | 85.88 | 53.15 | 0.7600 | 4 | 3.04 |
ExxonMobil Corp. | XOM | Oil, Gas | 37 | 5.60 | 18.11 | 101.46 | 62.12 | 0.8700 | 4 | 3.48 |
AT&T Inc. | T | Telecommunication | 36 | 5.53 | 17.66 | 97.65 | 37.62 | 0.5200 | 4 | 2.08 |
Mercury General Corp. | MCY | Insurance | 33 | 5.13 | 13.16 | 67.56 | 49.09 | 0.6300 | 4 | 2.52 |
Chevron Corp. | CVX | Oil, Gas | 33 | 4.82 | 14.90 | 71.77 | 107.14 | 1.2900 | 4 | 5.16 |
People’s United Financial | PBCT | Banks | 27 | 4.60 | 12.05 | 55.47 | 15.42 | 0.1775 | 4 | 0.71 |
Franklin Resources | BEN | Capital Markets | 40 | 4.27 | 10.77 | 45.96 | 25.30 | 0.2700 | 4 | 1.08 |
Weyco Group Inc. | WEYS | Distributors | 38 | 4.24 | 12.38 | 52.46 | 22.65 | 0.2400 | 4 | 0.96 |
United Bankshares Inc. | UBSI | Banks | 45 | 4.08 | 13.45 | 54.90 | 34.30 | 0.3500 | 4 | 1.40 |
National Fuel Gas | NFG | Gas Utilities | 49 | 4.03 | 12.30 | 49.57 | 43.19 | 0.4350 | 4 | 1.74 |
①XOM(エクソンモービル)37年増配 配当5.8% PER18倍 配当性向101%
・言わずと知れたオイルメジャー。現在の原油価格下落に合わせ、価格も低迷中。ただし、圧倒の37年間増配記録。配当性向が101%と高いのが気になるが、キャッシュフローは問題無し。配当が6%を超えた場合、購入を検討。※同時にオイルメジャー株では、BP、CVXも購入検討しています。
②T(AT&T)36年増配 配当5.53% PER17倍 配当性向97.65%
・ベライゾン、スプリント、T-Mobileと並ぶ米国大手通信企業。エクソンと同様配当性向は高い。ただし、今後5Gのサービスが拡大するにあたり、重要性は増すか。2019年12月を底に、株価も上昇傾向。 ※虎之助も購入を検討しウォッチしておりましたが、欲張った挙句、買いそびれました。。
③MCY(Mercury General)33年増配 配当5.13% PER13倍 配当性向49%
・アメリカ金融セクターの安定銘柄。増配率は小さいが、PER13倍、配当性向49%と低め。現在下落トレンドだが、過去5年では株価45ドルあたりで反発しており、購入も有りか。
4.まとめ
米国株には、日本の代表的増配銘柄【花王 30年増配 配当1.42% PER27倍 配当性向39%】を軽く凌駕する連続増配銘柄がゴロゴロしています。上記シートを定期的にチェックし、購入検討銘柄を検討しておき、時折来る調整局面や、リセッション時に買い付け出動する際の参考としてください。
以上
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